ヘッジハウス

「地震に強い木造住宅」はたくさんあるけれど、「強い」ってつまりどういうこと?

「地震に強い木造住宅」はたくさんあるけれど、「強い」ってつまりどういうこと?

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比べればわかる!ヘッジ構法の強さ!

一般的な耐力壁と比べた保有力のグラフ
保有耐力とは、住宅等の構造体が地震などのエネルギーに耐えることができる力(抵抗力)です。
一般的な耐力壁が1tほどの力で柱が折れてしまうのに対し、ヘッジ構法は5tの負荷がかかっても柱が折れることはありません。

ヘッジフレームの保有耐力と耐力壁の保有耐力の比較

ヘッジ構法の構造体

ヘッジ構法の柱の太さ

一般的な住宅の構造体

一般住宅の柱の太さ

ヘッジ構法の基礎

ヘッジ構法の基礎

一般的な住宅の基礎

一般住宅の基礎

「地震に強い家」を建てたい人が知っておきたいこと

■一般的な木造は、耐震壁の量とバランスで強さが決まる

一般的な木造は、建築のための部材や寸法を具体的に明示した「仕様規定」のルールで建てられており、耐震性能に関しては耐力壁の「量」と「バランス」を規定しています。

つまり、〇〇ハウスだから強い、△△構法だから強いというわけではなく、その建物の耐力壁の量が多いか少ないかが木造住宅の強さを決める重要な要素です。

そしてその上で、バランスを見ることも大切です。壁を多くしてもそのバランスが悪いと、地震の揺れによる力が弱い箇所に集中してしまい、かえって倒壊の危険性が高まってしまいます。先の震災でも、1度の揺れには耐えられても、バランスが悪いため2度3度と揺れを受けるうちに倒壊した家が多くありました。

※耐震実験ではよく「○回の揺れに耐えた」という結果がありますが、それはあくまでも実験用にバランスよく建てた建物によるものです。そのため、実験だけを見て「この会社で建てればどんな家でも〇回の地震に耐えるんだ」と思い込んでしまうのは危険です。

「仕様規定」で建てられた木造住宅は、壁量が強さのメイン基準となり、バランスの精査が簡易的になっていることも多いのですが、図面を見る際にはぜひバランスにも着目してください。

また、壁が増えることは丈夫になる半面、空間が狭くなったり、開口やデザインの制約を受けたり、将来のリフォームがしにくくなるなどのデメリットがあることも覚えておきましょう。

■ヘッジハウスは先に“求める性能”を設定する「性能規定」

仕様規定が、木造に適用される構造のルールであるのに対し、「設定した性能を満たす建物を建てる」というのが性能規定の考え方です。目標とする数値を定め、構造計算をして、その性能に合った部材を決めていくもので、どのような構造でその性能へアプローチするか、手段は様々です。

たとえば任意の耐震性能に対し、鉄骨でアプローチするのか、RCでアプローチするのか? ヘッジハウスでは、集成材と特許金物の「ヘッジ金物」を使った「ヘッジ構法」でアプローチしています。ヘッジハウスは木造ですが、木造のルールではなく鉄骨やRCと同じ耐震ルールで構造計画をしているのです。

ヘッジハウスのHP では、ヘッジの強さを「鉄骨と同等」と謳っていますが、これはただの強さの喩えではありません。木造のヘッジハウスも鉄骨の建物も「性能規定」という一定の基準によって建てられていますので、設定した耐震レベルが同じであれば、同等の性能を有していると言えるのです。

ちなみに現在の建築基準法は仕様規定を主体としていますが、近年の改正により性能規定化が進んでいます。今後も性能規定を重視する傾向は一層強まると思われます。

■木造ならではのヘッジハウスの強み

では、耐震性能が同等の場合、ヘッジハウスで家を建てる利点は何でしょうか?

そこにはヘッジが木造であるがゆえの、2つの大きなメリットがあります。

1つ目は、地震の揺れに対する強みです。同等の構造の場合、一般的に木造の重量は鉄骨造やRC造の半分以下となります。地震の揺れによって建物が受ける力は建物の重量に比例して大きくなりますので、構造が軽いヘッジは有利だと言えます。

2つ目は、地盤に対する強みです。家を建てる際、地盤には建物の荷重を支える支持地盤が必要です。地盤が弱く改良を行う場合、一般的に、上に乗る建物が重いほど大掛かりな工事が必要になり、その手間はそのまま費用にも影響しますので、ここでも構造が軽いことは有利に働きます。

つまりヘッジ構法は、鉄骨やRCと同じ基準の安全性が確保された上で、地震や地盤に対して有利であり、場合によっては費用も抑えられるのです。

CHECK

建物の強さ基準の比較

一般的な木造と、鉄骨造・RC造・ヘッジハウスの強さ基準の比較

一般的な木造と、鉄骨造・RC造・ヘッジハウスの強さ基準の比較

ヘッジハウスの考える「地震に強い家」

■想定外の地震が起きても柱を折らない、根本的な改善

ヘッジ構法が目指したのは、どんなに大きな地震が来ても倒壊しない建物を木造でつくることです。

「立地」「間取り」「デザイン」など、住宅に求めるものは人により様々ですが、どんな場合も「安心・安全」が確保されていることは大前提です。端的に言えば、「その建物の中にいて命が守れるか」が重要なのです。

大地震による死亡事例の原因の多くは、家の柱が折れて崩れた家の下敷きになったことです。建物は倒れてはいけない。想定外の地震が起きても、決して柱を折らないような根本的な改善をしなければ、建物の構造として不完全ではないか――ヘッジ構法の開発は、こうした考えのもと始まりました。

ヘッジ構法特有の特長は、接合部の粘り強さによる「壊れない構造」です。地震時に過剰な負荷がかかっても木材(柱)を座屈させないように、特許金物が力を逃がす仕組みをモデル化しています。

CHECK

保有耐力グラフ

保有耐力とは、住宅等の構造体が地震などのエネルギーに耐えることができる力(抵抗力)です。

ヘッジフレームの保有耐力と耐力壁の保有耐力の比較

ヘッジフレームの保有耐力と耐力壁の保有耐力の比較

ヘッジハウスの考える「地震に強い家」とは、ただ「頑丈な家」ではありません。

いざ想定外の地震が来ても、
家を壊さず家族を守るための、根拠のあるメカニズムをもつ家であること。

それこそが、真に「強い家」だと考えます。

超耐震木造・ヘッジ構法のここがすごい

■「木質構造接合部設計マニュアル」掲載の工法

ヘッジ構法の構造は、京都大学と共同で開発されました。

実験と学会での発表を繰り返し、様々な審議を経て、現在日本建築学会発行の「木質構造接合部設計マニュアル」に掲載されています。

学会の書籍に民間企業の特許工法が載ることは極めて異例です。しかしこの技術を広め、ひいては木造を活性化させるためにぜひ載せたいと依頼を受け、掲載に至りました。ヘッジ構法がいかに高い評価を得ているかの、確かな証明になると考えています。

「木質構造接合部設計マニュアル」に掲載された工法

このようなしっかりとした裏付けのある数値をもとに
構造計算を行い、設計し、建てる。

ヘッジ構法の家は、まさに「強い家」なのです。

また、ヘッジ構法は柱と梁のみで建物を支えられるため、
耐力壁による耐震のデメリットだった「空間の狭さ」や「開口・デザインの制約」「リフォームのしづらさ」もなく、
自由な設計と長く住める家を実現します。

構造についてもっと知りたい方は、遠慮なくお問い合わせください!

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