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住宅ローンの選び方!金利や借入先、注意すべきことを含めて詳しく解説

住宅ローンにはいくつかのタイプがあり、それぞれ総返済額や付帯特典が異なります。

住宅ローンは、夢のマイホームを建てたあとも長期にわたり付き合っていくものですから、比較しながら自分にもっとも適した商品を選ぶことが、後々悔しい思いをしないためにもとても重要です。

住宅ローン選びの流れ

住宅ローン選びは借入可能額を把握することから始めます。

その後、金利タイプを決定し、さらに借入先を選び、審査を経て契約します。

借入可能額を把握

4,000万円のマイホームを建てるために、自己資金を800万円準備して、残りの3,200万円を住宅ローンでまかなうとしましょう。

住宅ローンの適正な借入金額は、年収の5~6倍程度とされていますから、3,200万円のローンを組むための適正年収は600~700万円です。このように、大まかな借入可能額は年収から把握できます。

多くの金融機関がホームページでシミュレーションツールを提供しているので、これらを利用すると、さらに詳しく借入可能額や返済について分析できます。

ただし、シミュレーションツールで表示される数値は、あくまで現在の年収に基づいて算出されたものです。この先の人生、突然の大きな出費があるかもしれませんし、安定収入が約束されているわけでもありません。一般的には、年間の返済額を手取り年収の2割以内に設定すると、無理なく返済できるといわれています。

金利タイプを決定

住宅ローンは、主に「全期間固定金利型」「変動金利型」「当初固定金利型」という3つのタイプに分けられます。タイプが変われば将来的に支払う金額も変わるため、どのタイプが適しているのか、しっかり検討するようにしましょう。

全期間固定金利型

全期間固定金利型は、返済が終わるまで金利がまったく変わらないタイプの住宅ローンです。市場金利が上がっても、その影響を受けることなく返済ができることと、返済額が変わることがないため、全期間にわたる返済計画が明瞭であることがメリットです。

しかし、多くの場合、変動金利型よりも金利が高く設定されることと、市場金利が下がっても返済額はそのままであることは、このタイプのデメリットだといえます。

変動金利型

変動金利型は、市場金利の動向に合わせて金利が変動するタイプの住宅ローンです。ただ、金利が見直されるのは6ヶ月ごと。しかも、返済額が見直されるのは5年ごとなので、「変動」とはいうものの、それほどレスポンスよく返済額が変わるわけではないことに注意が必要です。

固定金利型の住宅ローンよりも概して低金利で、市場金利が下がれば、返済額も少なくなります。しかし、逆もまた然りで、市場金利が上がれば返済額は増えます。

当初固定金利型

当初固定金利型は、定められた期間だけ金利が固定され、その期間が過ぎてからはまた金利を選べたり、変動金利への移行を選べたりするタイプの住宅ローンです。言ってみれば、全期間固定金利型と変動金利型の「いいとこ取り」のようなローンで、当初は金利変動の影響をまったく受けないことは、このタイプの住宅ローンを選ぶ大きなメリットだといえます。

借入先を選び審査を受ける

検討を重ねて金利タイプを選択したら、住宅ローンの借入先について検討しましょう。住宅ローンの借入先は、主に「民間ローン」「公的ローン」「フラット35」の3種類です。

民間ローン

民間の金融機関による住宅ローンです。金融機関がさまざまな条件の商品を設定しているため、自分の条件に合ったものを探しやすいことが特徴です。金融機関と不動産会社がセットで提供している「提携ローン」なら、手続きがシンプルで審査のプロセスにもあまり時間がかかりません。

公的ローン

自治体などの公的機関による住宅ローンです。住宅ローンを提供していない自治体もあります。

フラット35

住宅金融支援機構が、民間の金融機関と提携することにより提供している全期間固定金利型の住宅ローンです。ほかの住宅ローンよりも審査がやさしいといわれています。

契約

審査を無事に通過したら住宅ローンの契約を結びます。手続きを終え、住宅の引き渡しの日が確定したら、その日に融資が行われるので、施工費用などの支払いを済ませます。

住宅ローンを選ぶ際に注意すべきこと

金利だけが住宅ローン選びの際のチェックポイントではありません。住宅ローンを選ぶ際は、「総返済額」や「団信がカバーする内容」「金利の変動リスク」などにも注目する必要があります。

総返済額

住宅ローンの手続きに関わる諸費用は、意外に大きな額になることがあるので注意が必要です。諸費用が数十万円に上ることもあるので、必ずローンを比較して、総返済額をチェックしましょう。

団信がカバーする内容

住宅ローンを契約する際は、何らかの理由で契約者が亡くなったり、重度の障害を負ってしまったりしたときにローンを完済できるよう、団体信用生命保険(団信)への加入が求められます。この団信がカバーする内容も異なるため、比較して条件に合うローンを選びましょう。

金利の変動リスク

これまで、日本では低金利の時代が続いてきたので、「金利は上がらないもの」と漠然と考えてしまいがちですが、景気などの社会情勢の変化により、金利は変動します。当然ながら、「金利が上がる」というリスクも、住宅ローンを選ぶ際は考慮しておかなければなりません。

まとめ

住宅ローンを選ぶ際は、借入可能な金額を把握したうえで商品を比較し、もっとも自分に合った商品を選ぶことが重要です。

とはいえ、初めてマイホームを手に入れるわけですから、住宅ローンのことなどよくわからなくても無理はありません。

注文住宅を建てる際の「お金のこと」について知りたい方も、ヘッジハウスまでご相談ください。

お問い合わせは↓こちらまで。

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