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太陽光はもう必要ない?今後の売電価格の見通しとメリット・デメリット

太陽光発電は、固定価格買取制度(FIT制度)や自治体の導入補助などもあり、これまで設置数が伸びてきました。

しかし、太陽光発電の設置が進んだことで、固定価格買取制度における売電価格は下がり続けています。

この状況で太陽光発電を住宅に導入するメリットはあるのでしょうか?

本記事では、今後の売電価格の見通しについてご紹介したうえで、太陽光を導入するメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。

太陽光発電・今後の売電価格の見通し

太陽光発電は、水力発電や風力発電同様、二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーです。

太陽光発電はそれほど大きな設備を必要としないため、クリーンエネルギーの中ではめずらしく、一般住宅に導入しやすいという特徴があります。

クリーンエネルギーの導入に力を入れる政府や自治体は、補助金制度や固定価格買取制度により、太陽光発電機器の導入を促進してきました。

しかし、太陽光発電が一般家庭に広く普及したことで、現在の売電価格は制度がスタートした2009年の売電価格(1kWhあたり48円)と比較して、50%以上も下落しています。

太陽光発電の導入には、いくら自治体からの補助があるといっても多額のお金がかかります。

しかも、設備を導入すると今度は維持費がかかります。

太陽光発電設備の寿命は20年程度です。

設備の導入費用や維持費、そして下がり続ける売電価格を考えると、果たして20年で元がとれるのでしょうか?

これまでの傾向を考えると、固定価格買取制度における売電価格が今後上昇に転じることは考えられません。

また、固定価格買取制度は、住宅用に関しては、利用期限が10年に限定されています。

制度が終わってしまったら、売電による収入もなくなってしまいます。

これから太陽光発電を導入するメリット

一見、これから太陽光発電を導入してもメリットは得られないようにも思えますが、実はそうでもありません。

考え方によっては、今後も太陽光の導入にはメリットがあります。

太陽光発電導入のハードルが下がった

固定価格買取制度は、実は導入にかかる初期費用回収のために設定されている制度です。

すなわち、売電価格が下落しているということは、設備の導入費用も下落していることを意味します。

つまり、太陽光パネルやパワーコンディショナーなどの機器導入と設置工事にかかる費用を抑えられるのです。

すでにご紹介したように、制度が始まった当初と比較して、現在の売電価格は50%以上も下落しているということは、当初約200万円かかっていた初期費用が、現在は100万円以下で済むということになります。

電気代の節約と副収入

太陽光発電を導入すると、当然ながら電気代の節約になります。

そして、売電価格が下がっているとはいえ、発電した電気を自家消費だけではなく電力会社に売電することにより、副収入を得られます。

太陽光の導入から10年が経過し、固定価格買取制度が利用できなくなっても、電気代が値上がり傾向であることを考えると、自家消費できることは大きなメリットになるでしょう。

電気代の節約と副収入

太陽光発電を導入すると、災害発生の際、周辺が停電したとしても、ソーラーパネルがあるので、必要最低限の電力は自宅でまかなうことが可能です。

太陽光発電導入のデメリット

これから太陽光発電を導入するなら、以下の点に注意する必要があります。

売電では利益が出ない

以前は設備の導入費用をまかなうに十分な利益を出せていた固定価格買取制度ですが、売電価格が大幅に下落している今、自家発電した電気を売却しても、あまり利益は出ません。

特に現在の売電価格は一般家庭向けの電気代よりも安くなってしまったため、自家消費するほうが基本的にはお得です。

維持費がかかる

太陽光発電設備の寿命は約20年ですが、正常に動作させるためには日々のメンテナンスが欠かせません。

定期点検に1~2万円ほど、修理や交換整備にはさらにお金がかかります。

一方、売電価格はどんどん下落しているので、維持費を考えると、やはり太陽光で利益を出すことは難しいと言わざるを得ません。

維持費がかかる

太陽光発電設備の寿命は約20年ですが、正常に動作させるためには日々のメンテナンスが欠かせません。

定期点検に1~2万円ほど、修理や交換整備にはさらにお金がかかります。

一方、売電価格はどんどん下落しているので、維持費を考えると、やはり太陽光で利益を出すことは難しいと言わざるを得ません。

維持費がかかる

太陽光発電設備の寿命は約20年ですが、正常に動作させるためには日々のメンテナンスが欠かせません。

定期点検に1~2万円ほど、修理や交換整備にはさらにお金がかかります。

一方、売電価格はどんどん下落しているので、維持費を考えると、やはり太陽光で利益を出すことは難しいと言わざるを得ません。

設置場所や天候により発電量が左右される

太陽光発電は、その土地の気候や地理的条件により発電量が左右されます。

日光から電力を生み出す太陽光発電では、太陽が出ていないと発電量が減少してしまいます。

また、太陽光の設備を設置することによる周辺への影響も考慮しなければなりません。

たとえば、住宅が密集するエリアに太陽光発電の設備を設置すると、反射光が周辺住宅に差し込むなどの問題が発生することがあります。

まとめ

太陽光発電について、今後の売電価格の見通しと、これから太陽光を導入するメリットとデメリットをご紹介しました。

太陽光を導入することだけを考えるのであれば、導入障壁が下がった現在はチャンスです。

しかし、太陽光の導入により利益を得ることは難しいと言わざるを得ません。

これから太陽光を導入するのであれば、メリット・デメリットの双方を考慮して決めることが重要です。

家づくりについて詳しく知りたい方は、ぜひヘッジハウスまでお気軽にご相談ください。

お問い合わせは↓こちらまで。

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